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葬儀の現場から

第127話「お花見」

「式場に桜を飾ってもいいかしら?」

これは桜が満開の季節にお父様を亡くされた長女様からの言葉―。
桜を見たいという強い願いが叶わぬままご逝去されたとのこと。
そんなお父様の為に式場に桜を飾ってあげたいと考えての言葉でした。
しかし桜の木をどのようにご用意されるのか…。
私たちもできる限りの事は尽くしてみますとお伝えしたのですが、長女様は「私が何とかします」とおっしゃられ、打ち合わせが終わりま した。

通夜当日―
式場の設営が進む中、長女様から明るい声で連絡がありました。
「何とか桜の木が用意できました!!」と。
この連絡を受けてすぐに長女様のお宅に桜の木を受け取りに行きました。 するとそこには立派な桜の木。
聞きますとお花屋さんを何件も訪ねて見つけ出したとのことでした。
「これでみんな花見が出来るわ」と笑顔で渡してくださいました。

通夜の読経が終わり桜の周りにテーブルや椅子を寄せ合い親戚皆様で桜を囲み、お父様にもお酒をお供えしての「お花見」です。
その晩はきっと皆様でお花見にいった思い出などを語られていたのではないでしょうか?
お父様も桜の木の下で親戚皆様と桜を大いに楽しんでいたことでしょう。

葬儀当日―
いよいよお別れの時です。
たくさんの祭壇のお花といっしょに昨晩の思い出話が詰まった桜の木も切ってお棺の中へと手向けられました。

お花見には家族揃って行くというのが恒例で、いつもお花見を楽しみにしていたお父様。
そんなお父様ともお別れです。
いつも一緒にいてくれて、いつも一緒に笑い合って、いつも皆を支えてくれてありがとう。
そんな気持ちが込められた長女様の一言。
「きっといつか、またいっしょにお花見しようね…」
お父様と桜の木の下で会う約束をしてお花見が終わりました。
故人様の願いを最後に叶えてあげたい、そんな思いが式場に咲きほこる桜の木に宿っているようでした。
お花見の主役は桜の木?いえ、今日ばかりは主役は故人様と娘様だったと私は思っています。

ご閉棺されるその瞬間、式場が静寂に包まれました。

次の瞬間、ご閉棺された柩の傍らの長女様の表情は安堵の表情をされていらっしゃいました。
きっと、最後のお言葉を交わされたのだと私は思いました。

桜の木の華やかさ、一瞬静まりかえった式場、ご葬儀にはたくさんの場面があります。
そんな場面でご遺族が心の底から、「しっかり見送ることができた」と思っていただけるような空間を提供できるかがどれだけ重要なのか を感じさせていただいたご葬儀でした。

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