大阪の老舗葬儀社 創業130余年 大阪の葬儀や家族葬のことなら、川上葬祭まで。
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経済産業大臣認可 第1784号 全日本葬祭業協同組合連合会 大阪市規格葬儀取扱指定店

葬儀の現場から

第2話「行政解剖の現実」

普段どおりの朝
家族に行って来ますと伝え家をでた
 
しかしもう自宅に帰ってくることはありませんでした
 
仕事中の事故
何十年と続けてきた仕事
誇りとプライドを懸けてきた仕事
ご家族は動揺しながらも会社を怨むことはありません、とおっしゃっていました
 
原因は清掃作業中の中毒死
 
よくある話ではあります
ニュースになることも度々
こういった仕事中の事故死の場合
このあとのお葬式までどのように進んでいくのかご存知ですか?
 
ニュースや悲しみをあおるかのような特別番組など
その後にどうなったかまでは放送されることはありません
 
まず、こういった場合は警察が介入してきます
救急車にて病院に搬送されたとしても心肺停止状態と確認されると
事件の可能性があるかもしれないという理由で警察署に連れて行かれるのです
 
そこで警察専属というのか、嘱託医などが外見による検案をします
これを検視といいます
ここで死亡原因がわかれば、この時点でご遺体を帰していただけます
 
しかし、この時点でも死亡原因がわからない場合はご遺体を解剖して原因を探すのです
これを行政解剖といいます
 
じつはこの解剖も2種類あります
1つは行政解剖、事件や犯罪の疑いがなくただ外見による判断ができなかったときに行われる解剖
 
そしてもう1つの解剖は司法解剖といわれるものです
行政解剖と違い、犯罪や事件の可能性がある場合に行われる解剖です
ある統計では年間3000件〜4000件ともいわれ
行政解剖の途中に犯罪の可能性があると判断され、司法解剖になる場合もあるとか
そして今回の件
職場内での事故死とわかっていても直接の原因がわからないために解剖になりました
そうです、司法解剖です
 
ご家族の皆さんには警察署の刑事課の方が説明してくれていたのですが
いまいち理解に苦しむといった感じに見えました
また、ご家族の方には直接司法解剖をしていただける大学病院からの連絡で
故人を解剖しますが、きちんと綺麗にしてお返ししますとの連絡が来たそうです
 
そして、警察署より電話があり私どもがお迎えに行ったのですが
霊安室で見た光景に驚愕しました
綺麗にするどころか、まさにしたい放題といった感じで
ご遺体を納める袋の中は、血の海でした
亡くなられた方の名誉の為に、これ以上の表現は控えますが
本当にやり場のない怒りを覚えました。
口だけの約束、その場しのぎの嘘
怒りがこみ上げてきます
 
警察署の霊安室では、家族の方が用意されていた服を着せることもできず
ただ上からかけてあげるしか出来ませんでした
 
ご家族の方に説明するも
『綺麗にして返してくれると言っていたじゃありませんか、どうしてこんな・・・・』
声を大にして言いたい
私たち葬儀社は行政の尻拭いではありませんよ
人の最期をなんと考えているのか
 
葬儀社で働く人は、人の死に慣れすぎていると言われた方がいました
しかし私たち葬儀社は人の死という事実を冷静に受け止め、きちんと故人を送りだせる
よう最大限の努力をします
 
慣れすぎているというのは行政だけの事
その後、私たちは葬儀式の日
朝一番に式場に向かい、ご家族の方には一時式場より退席していただきました
 
そして、式場横の控え室にてシートを張り、故人に服を着せてあげました
私たちがしてあげた行為は良かったのかどうかはわかりませんが
いたたまれない気持ちになっての行動でした。
この悲しき現実をあなたはどう考えますか

増田 景久

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