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葬儀の現場から

第67話「直葬」

学生のころ宗教社会学の授業を受けていて、担当の教官から通過儀礼(イニシエーション)の大切さを説かれたことがあります。
通過儀礼とは「人が一生のうちに経験する、誕生・成年・結婚・死亡など、年齢的に重要な節目にあたって行われる儀礼(『大辞泉』)」のことで、冠婚葬祭などがそれに該当します。人はそれを経て、新たに生まれ変わった自分を獲得します。
そしてそれらの通過儀礼の力が希薄になっており、人生そのものが“結節”のない、のっぺらぼうのようなものになってしまっているのが現代であると、そんな内容の話が授業では展開されていました。
ちなみにこれは少し余談ですが、その授業では、昨今の女性上位的な世の中についても、通過儀礼の弱さがその一因に挙げられていました。
通過儀礼が弱まる現代においても、女性には初潮という、ものすごくわかりやすい大人への結節点が存在するが、男性にはそれがいまいち判然としない。成人式は、同窓会か酒盛りの如くになり果てていて、とても結節を刻むような代物でなくなっている。それゆえに成長の遅れた男性が増加し、女性の立場が相対的に高まってきた……と、そんな話でした。

現代における「直葬」の流行は、まさに上記のような流れと軌を一にしているよう思います。
「直葬」とは通夜、葬儀・告別式を行わずに直接火葬場へと向かう、近年になって確立されてきた葬送のスタイルです。しかし、シンプルなようでいて、意外と難しい点の多いのがこの直葬というスタイルなのです。
身近な人の死というのはやはり誰にとっても一大事で、それを受容するのにはそれなりの時間と営為が必要となります。
現代においても、やはり最も多い葬儀スタイルは仏式のそれですが、その日本仏教が、インド発祥のそれとどれほどに趣を異にしているかについては論を俟たないところであると思います。とはいえやはり、長い日本の歴史の中で培われてきた我らが仏式の葬送スタイルには、人が死を受容するための、それなりの叡智が多く内蔵されているのです。
そして直葬は、往々にしてそれらを大きくスキップしてしまうスタイルで、身近な人の死を、消化不良のまま受容してしまう危険性を多く孕んでいます。

葬送のかたちは千差万別で、どれひとつとして同じ葬儀はありえません。その形の大小だけを見ても、大きな式場を借りて多くの会葬者を迎える式もあれば、たったひとりで故人を見送る直葬もあります。しかし目に見える形に違いはあっても、身近で亡くなられた方を思い偲ぶその気持ちには、それほど大きな違いはないと、そのように思います。直葬を選ばれたそのご遺族にも、きちんとした“結節”を感じていただきたいと思うのです。
直葬を、のっぺらぼうな葬送スタイルにしてしまわないためのひとつの方法は、それを“ルーチンワーク”にしてしまわないことであると思います。歴史の浅いスタイルであるがゆえ、恐らくそこには更なる創意工夫が求められています。
「気が付いたら、死んでいた」「○○が、まだ生きているような気がしてならない」
 そんな葬送に決してならないよう、直葬にも取り組んでいきたく思います。

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