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経済産業大臣認可 第1784号 全日本葬祭業協同組合連合会 大阪市規格葬儀取扱指定店

葬儀の現場から

第82話「寝台業務」

ほとんどの方が病院で最期の時を迎えられます。
その時を迎えるまで、ご家族は本当に大変な時を過ごされるそうです。
毎日決められた時間には病院に行き、そして帰る、普段どおりの入院生活。
しかし、ある日を境に、病院に行く機会が増え、ご家族の気持ちの中に、ある覚悟を
しなければならない時が来ます。それからというもの、病状が悪くなるたびに、
病院に呼ばれ、到着すると安定する。その繰り返しの日々を過ごされます。
体力的にも、精神的にも疲れのピークを迎えられたころ、静かに息をひきとられた故人。

それからというもの、慌ただしく出発の準備をする看護婦さん。
お体を拭き、うっすらとメイクを済まされました。
「寝台車のご準備はお済ですか?」看護婦さんが声を掛けてきました。
「はい、決まった葬儀社がおりますので、連絡しております」
それから数時間後、病院に到着しました。
病室にお迎えに行き、故人に手を合わせる。その後、静かにストレッチャーに移し
病室を後にしました。病室から寝台車までは長く暗い通路を通り、病院の裏手にまわり
故人とご家族の見送りには病院のスタッフが数十名こられ、最後まで丁寧な病院でした。

寝台車にはご家族が乗られ、故人のご自宅へと出発。その道中でのことです。
故人は、「大阪城公園の桜は咲いたのか?今年は見られないかもしれないなぁ」と
病院のベッドでいつも口にしていたそうです
時は5月。今年の桜は3月には咲き始めており、5月にはほとんどが散っていました。
「ここからでしたら、少しだけルートを変えると、大阪城公園の前まで行けますけど、
 少し寄り道をさせて頂きましょうか?」
「寄って頂けるようでしたら、是非お願い致します」
ほとんどの桜が咲いていないことは知っていました。しかし、このままだといけない
という気持ちが先にあり、思わず口にしてしまったのです。
時刻は深夜の2時、真っ暗な大阪城公園に到着しました。
寝台車の車内は、カーフィルムを張っているので、車内から外を見ても真っ暗です。
到着したとき、ご家族に声を掛けました。
「大阪城公園は右手側です、車内からは見にくいので車を停車いたしましょうか?」
「いえ、結構です」というと、故人の胸の上を数回トントンと叩き
「おい、大阪城公園についたぞ、見えるか、よかったなぁ、桜、咲いているよ」
そこにあった桜は葉桜となっていたのですが、カーフィルム越しに見る桜は咲いている
ように見えたのかもしれません。
そのまま、数百メートルを徐行しながら通過して、ご自宅へと向かいました。
些細なことかもしれませんが、あのままご自宅に帰れば、大阪城公園へは行く事が
できなかったでしょう。入院生活が長くなれば、出歩くことがなくなり
行きたいところへは行けなくなる。
せめて最後くらい、可能な限り行ってさしあげたい。
そんな気持ちを持って寝台車のハンドルを握り、今日もまたお迎えに伺っております。

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