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大阪のお葬式マナー 「お香典」編① 大阪老舗葬儀社が送るご葬儀豆知識

いまさら聞けない?誰もおしえてくれない!?香典についての基本マナー(大阪のお香典事情編)

お葬式は当然のことながら、急なことです。

ですから、参列者のマナーを覚えているようで、覚えていない…と自信のないことも、どうしてもたくさんあるかと思います。

実は参列者マナーがよく取沙汰されますが、遺族側、施主側のマナーも存在します。

そこで、今回はまず、お香典についてチェックしてみましょう。

 

家族葬に向かない

 

ところで香典拝受?辞退?

さて、ネットやマナー本をみますと、お香典の金額相場はいくらくらい?とか、友人の場合は?元上司の葬儀に参列したら??など金額に関する話題が多いです。

また、その香典返しはどのような金額の品物をいつお渡しするのが良いのか??

 

もちろん気になるところですが、詳しくはまたお伝えするといたしまして、ちょっとマナーを語る前に大阪の葬儀社かわかみ葬祭のスタッフが現場で見る、大阪のお香典事情からお話をしていきたいと思います。

 

そもそも最近のお葬式のスタイルはいわゆる「家族葬」が主体。ということは以前にも増して、お葬式に参列する機会が社会人としても少ない環境になりつつあります。

地域によって差がある話ですが、特に大阪はほぼ「お香典辞退」が主流になっています。

 

私も20年ほど前は、会社の同僚の親御さんのお葬式はもちろん、友人の祖父母のお葬式にも参列させていただいた経験がございます。若かりし頃の私は、お香典とお悔やみの言葉をお伝えするのに緊張した記憶があります。

最近は事後のご報告を受けることがほとんどですので、お香典拝受、辞退という以前に参列する機会が少なくなっていることは実感としてありますが、皆様もそうではないでしょうか?

 

現場で我々がお打合せしていても、8割~9割のご遺族が「香典辞退」を宣言されています。

 

もちろん、お身内でのお香典のやりとりはございますが、それでも中にはお身内からも「香典辞退」のスタンスを崩さない喪主様もいらっしゃいます。

しかし、押し切られてある方からは断り切れず受け取ってしまうと、「あいつからの香典は受け取って、わしの香典は受け取らんとはどういうことや!!」なんてことも…。

これは悲惨です。気を使ったつもりが、裏目に出るケースです。

 

ちなみになんでお香典を辞退することが主流になったのか?かつては葬儀費用の負担を一部賄ってくれていたとさえ言われる香典を。

そうです、「お返しに手間が掛かる」からです。関西人らしい考えです。そこから親族間、お身内同士でさえも「香典辞退」が主流になってきているということです。

 

「返しなんていらんからな!」と言われても…

 

いただいた弔意に対してお返しすることは最低限のマナーです。ですから一昔前、特に一般葬が当たり前の時代、参列者もどこのどなたかは存じませんが、なんていうこともよくあることですが、記帳の記録や香典帳(若い方はご存知ないかも)を見ながら、不祝儀袋の名前や住所を確認しながら、この方にはこの品を、あの方にはこの金額のものを…というとてつもない膨大な気を遣う「仕事」がご遺族には待っていました。

 

ただでさえ故人の最期を迎えて疲弊しているところに、たくさんの参列者の対応に追われ、親戚にも配慮し、やっと滞りなく終わったかと思いきや、葬儀後の手続きと同時に香典返しのことまで…。

「いろいろやることがあったほうが、気が紛れていいわ」とおっしゃるご遺族もいらっしゃいますが、それはそれは大変なことです。

ご経験のある方にしかわからないご苦労かと思います。

 

この話を聞くだけで、「そりゃもう家族葬でするわ!」「香典は受け取らんほうがええな!」

となるのはわかります。

言い方が悪いですが、お気持ちは大変ありがたいとちゃんとわかりつつも、やはり「面倒」なのです。

 

しかし、考え方を少し変えると…

 

家族葬が主流となった今、参列される方はもちろん親しい間柄の方ばかりです。当然、そういう間柄だからこそ、参列者側としては弔意を表すためにせめて「お香典」だけでも、となることは当然かもしれません。ですから、そのお気持ちをありがたく頂戴することも大切なのかもしれません。

また、それは家族葬であってもお声をかけた知人や友人に対しても同じように、お気持ちを組み入れることも大切かもしれません。

なにしろ、一昔前のような、我々の親世代や祖父母世代がしてきたようなお葬式の規模に比べたら…とも思うのです。

 

そして最近では、ご遺族の負担を少しでも減らす工夫もいろいろございます。

そういったギフト屋さんや返礼品の専門業者なども充実していますので、皆さんが思っているほど、香典返しの苦労は少ないのかもしれません。

 

最後に

 

この内容は、「香典拝受」をお勧めしているわけではありません!もちろん香典辞退をお勧めしているわけでもなく、今、大阪ではなぜ「香典辞退」が主流になっているのか?

「そんなの当たり前じゃん!」と決めつけてしまう前に、取り巻く事情を伝えさせていただき、遺族側、参列者側、どちらの立場になっても相手様の意向を汲み取る一助になればと思うのです。

 

次回から基本的な「お香典マナー」をお送りいたします。

 

参考文献:お葬式のマナー:http://osousiki-center.jp/book_moushikomi.htm