葬儀

人間味のある行動

火葬場へ行くと、男女問わず20代前半位の葬儀スタッフさんをよく見かけます。

 

一昔前、葬儀社のスタッフといえば30代・40代以上の方がほとんどだったらしく、  20代~30代のスタッフというのは葬儀社の息子さんというのが一般的だったそうです。

 

私も20代前半にこの葬儀業界に入り、あっという間に3年が経とうとしています。

私がいる葬儀業界では自分よりも年の離れた方と接する機会が多くあり、社会経験の浅い

自分にとって目上の方への態度、言葉遣いや礼儀礼節など、日々勉強です。

 

最近では葬儀式進行を私も担当するようになり、ご遺族の方々が安心して故人様を偲ぶ事のできる環境作りを常に意識し、お手伝いをさせていただいております。

 

最近、ご遺族様からのお手紙に名指しで感謝のお言葉をいただくことが増えました。

 

いただいたお手紙には様々なお声が綴られています。

 

「自宅近所にある菩提寺の納骨堂にお骨を預けに行くことになり、

スタッフの○○さんと待ち合わせをしました。

菩提寺に向かい、車を走らせていると、待ち合わせの時間にはまだ余裕があるはずなのに、額に汗をにじませて一生懸命自転車のペダルを漕ぐスタッフさんの姿を見かけました。

お寺に着くと、必死に息を整え笑顔で○○さんが私達を出迎えてくれ、そのひたむきさに感激しました」

 

「私たちには初めてのお葬式で家族一同、本当に何もわからない状態でとても不安でした。そんな中、担当スタッフの方に何度も同じ質問をしても嫌な顔一つせずに、

にっこりと笑顔で聞いてくれ、ゆっくり丁寧に答えてくれたので、この人なら大丈夫と思い安心して父の葬儀をお任せすることが出来ました」

 

「自宅で母を納棺する際に着物の着せ替えをしてくれました。

体を冷やすために使用していたドライアイスの影響で首元に霜が出来ていたのですが、

スタッフさんが手のぬくもりで溶かして綺麗にしてくれました。本当にありがとう」

 

 

沢山のお手紙やご意見で共通すること。

 

 

「 一所懸命で人間味のある対応 」

 

 

私たち若いスタッフに対して求めること。

それは、知識やアドバイスはもちろん、一所懸命で誠実にご遺族の方々や故人様に接してくれること。

そんな人間味のある対応をご遺族は求めているのではないでしょうか?

 

 

様々なお手紙やご意見をいただくたびに、以前にも増してそう強く思うようになりました。

 

 

見返りを求めずに相手を思いやる気持ち、一所懸命さがあれば、人はわかってくれる。

 

東北で起きた悲惨な震災でも多くの若者達が自らボランティアとして動き出しました。

 

いつの時代でも、どんな環境でも、そこに人としての気持ちがあれば年齢は関係ない。

 

私もご葬儀という仕事に教えてもらったような気がいたします。