葬儀

高齢化や少子化の行く末

老人が老人の介護をすることを、老老介護(ろうろうかいご)と呼んだりするようです。核家族化が進み家庭の事情などにより高齢者が高齢者の介護をせざるをえない状況のことらしく、介護者側の体力が限界になり、共倒れや心中などがニュースで取り上げられているように、様々な問題を併発しています。

葬儀業界もまさにそうで、100歳近い方のお葬式ということは・・・喪主様が子供なら70~80歳ぐらいになります。

経験や知識がものをいう葬儀ではありますが、なんせ喪主様も体力勝負。

耳も遠くなっていたり、「もう、目も足も悪いから・・・」と式場にさえ来れない方もいらっしゃるほどです。

故人様はお子様がいない為、90近い高齢の奥様が喪主を務めたこともあります。

そのほとんどは、名前だけ喪主として挙げているだけで、実質の葬儀運営は子供や孫、甥姪が行う状態です。

しかし、中には本当に高齢の喪主様がひとりで執り行うこともあり、私達も戸惑ってしまうのです。

「どうしたら、ええんやろ」

「もう、何にもわからんねん」

長年連れ添った連れ合いを亡くした悲しみのなか、ますます冷静な判断はできず、葬儀の打合せも前に進みません。

本来なら、こういった緊急事は近くにおられるお子様やご親戚が助けてくれるものですが、そのような方もおられず・・・

何とか、遠縁のご親戚に連絡を取ってもらい、その方が来られるのを待ってから打合せを行う場合もございます。

また、お通夜や49日間の火の番も心配です。

明日、式場に行ってみたら燃えてなくなっていたらどうしようなどと、家に帰ってからも気がかりになってしまいます。

以前は町内会というコミュニティーの助けがあり、無事にご葬儀を終えておられました。

しかし、近年は町内の方々の高齢化や引っ越しなどで、人手が少なくなり手厚いサポートができなくなってきているのが現状です。

このようなことから、最近では頼れる方が近くにおらず、不安になられ弊社にご相談にお見えになられる方も増えてきております。

私どももお客様のご不安を、少しでも取り除くことができればと思う次第です。

個人情報という観点からすると良いのかどうか疑問は残りますが、そういう不安を抱えられている方に地域と連携して何かしら手を差し伸べていくのも、我々の今後の課題になっていくのではと、思わざるを得ないのです。