危篤状態の知らせは、ご家族だけでなく、ご本人の知人や友人にとっても大きな試練です。
ご本人への最後の敬意を表す方法、ご家族への配慮、危篤状態での適切な行動や言葉選びについて、この記事で解説します。
危篤の連絡を受けた際の対応、お見舞いの際のマナーや注意点を通じて、最後の時を尊重し、支え合いましょう。
危篤とはどんな状況?
危篤は、患者の身体状態が急速に悪化し、生命の危機に瀕している状態を指します。
医師は血圧の低下、呼吸や心拍数の変化、意識レベルの低下など複数の指標を総合的に判断して危篤の有無を決定します。
ご家族には病院から危篤の連絡がなされ、一般的には速やかに病院へ駆けつけることが求められます。回復する場合もありますが、多くの場合は危篤状態から数時間から数日以内に亡くなることが多いです。
このため、危篤状態における適切な心構えや行動のマナーについて知っておくことが重要です。
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危篤の連絡をもらったら
危篤の知らせを受けた際には、落ち着いて対処することが求められます。この時の適切な行動は、ご本人に対する最終的な尊敬の念と、遺族としての義務を果たす上で重要です。
具体的な対応は以下の通りです。
- ・病院の場所を把握する
- ・職場へ休暇の手続きをする
- ・家族や親族に連絡をする
これらのステップを一つずつ解説します。
病院の場所を把握する
危篤の知らせを受けた場合、最初に行うべきは、病院の名称、所在地、病室番号の確認です。
これらの詳細を把握することで、一刻も早く病院に到着し、時間を有効に使うことができます。連絡手段は電話やSNSなどでの連絡が一般的ですが、必要な情報を明確に聞き取る・簡潔に確認することが重要です。
職場へ休暇の手続きをする
危篤の連絡を受けた場合、速やかに職場の上司に状況説明と休暇の手続きをすることが必要です。
電話での連絡が難しい場合はメールやそれに準ずる手段で連絡を行い、あとから電話で詳細を伝えると良いでしょう。
危篤状態になると、状況によっては夜間も含めた継続的な看護が必要となることが考えられます。このような状況に備え、予め休暇の手続きを済ませておくと安心です。
家族や親族に連絡をする
危篤の連絡を家族や親戚に早急に伝えることは、予期せぬ事態に備える上で非常に重要です。
病院に向かう前に、可能な限り速やかにこれらの重要な人々に情報を共有することで、後のトラブルを防ぐことができます。
緊急時に備え、事前に連絡すべき人のリストを作成しておくと、突然の悲報に対しても落ち着いて行動することができます。
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危篤時のお見舞いのマナー
危篤状態の方をお見舞いする際には、マナーを守ることが大切です。故人への最後の敬意を表し、遺族の心情を尊重するために重要なことです。
具体的なマナーは以下の通りです。
- ・落ち着いた服装で行く
- ・喪服は避ける
- ・お見舞いの品物は持参しない
- ・お見舞金は持参しない
それぞれ解説します。
落ち着いた服装で行く
危篤状態の際の病院訪問では、目立つ色やアクセサリーを控えてください。
精神的にピリピリしているのたご家族のためにも、直接外出先から病院に行く場合を除いて、なるべく落ち着いた色調の衣服を選ぶよう心がけましょう。
服装のルールは、ご家族への配慮とご本人に対する敬意の表れとして重要です。適切な服装を選ぶことで、この大切な瞬間にふさわしい配慮を示すことができます。
喪服は避ける
危篤状態での病院訪問に際しては、落ち着いた色の服装が好ましく、喪服は控えるべきです。
訪問が遠方からである場合に喪服を用意することはあるかもしれませんが、その着用は公然と行わない方が良いでしょう。喪服を持参する際には、それが他の来訪者やご家族に見えないよう配慮することが求められます。
このような慎重な対応は、突然の出来事への配慮と共に、周りへの思いやりを示すために重要です。
お見舞いの品物は持参しない
危篤時のお見舞いでは、品物を持参するよりも、速やかに病院に駆けつけることが最優先です。
お見舞いの品物は、この状況下で家族に余計な負担をかけることになりかねません。死が間近に迫っている時には、物よりもご家族との最後の時間が何よりも価値あるものです。
そのため、危篤状態の際には、お見舞いの品物を避け、家族に寄り添う時間を優先させましょう。このような配慮は、ご家族への深い思いやりとサポートを示すものとなります。
お見舞金は持参しない
危篤時にお見舞金を持参することは控えるべき行動です。
これは、お見舞金が香典や葬儀と関連づけられ、死を想起させる可能性があるためです。
そのような理由から金銭的な贈り物よりも、心からの支えや共感を示すことがより価値ある行為とされています。
家族や親しい人との時間を大切にし、必要以上の負担をかけないようにすることが、この困難な時における最善の対応と言えるでしょう。
危篤時にかける言葉
危篤状態にある方やその家族に対して、何を言って良いかわからないことが多々あります。しかし、適切な言葉を選ぶことは、ご本人やご家族への敬意を示し、心の支えとなるために非常に重要です。
具体的にかける言葉は以下の通りです。
- ・危篤状態のご本人にかける言葉
- ・患者の家族にかける言葉
それぞれ解説します。
危篤状態のご本人にかける言葉
病院での危篤状態の患者への面会は、主に家族や近親者に限られます。
このとき、患者にかける言葉は極めて重要です。温かく、前向きな言葉、感謝の気持ちを表す言葉、安心感を与える言葉、また懐かしい思い出の話は、励ましとなります。不安を煽るような言葉は避け、患者が安心できるよう配慮することが重要です。
「会いに来たよ」「ありがとう」と声をかけたり、特に印象的な思い出など、ポジティブなメッセージを伝えるようにしましょう。
これらの言葉は、ご本人にとっても家族にとっても、心の支えとなるでしょう。
患者の家族にかける言葉
危篤状態のご本人の家族に対しては、支援や手伝いを申し出る言葉が心強い支えになります。
回復を願う言葉よりも、「何かお手伝いできることがあれば遠慮なく言ってください」「この大変な時期に、少しでも負担を減らせるようにしたい」と伝えることが適切です。
家族が精神的、肉体的に過度に疲れないように気をつけることも重要です。「ご家族と共に過ごす時間を大切にしてください」という言葉は、家族に対する深い思いやりと理解を示すことになります。
危篤時のお見舞いの注意点
危篤状態にある方の家族から連絡を受けた知人や友人にとって、「最後に別れを告げるべきか」は重要な問題です。家族からの連絡は、「会いたいと思うだろう」という意向の表れです。そうはいっても、「訪問してもいいのか」と疑問を持つことは珍しくありません。
そこで、危篤の連絡を受けて駆けつけるお見舞いでの、マナーや注意点などをご紹介します。
<危篤でかける言葉:お見舞い5つのマナー>
- 1.焦らずに落ち着いて行動する
- 2.服装は控えめで落ち着いたトーンを選ぶ
- 3.お見舞いの品物や金銭は持参しない
- 4.喪服の着用を避ける
- 5.病院での訪問時は、他の患者やスタッフへの配慮を忘れない
これらの点を心がけることで、ご本人やそのご家族に対して適切な敬意を表し、静かで穏やかな環境を支援できます。
危篤状態への対応とお見舞いマナー
危篤状態にある方やその家族への対応では、細心の注意と適切な礼儀が求められます。危篤時、患者に対して暖かい励ましの言葉をかけ、家族には援助を申し出ることが大きな支援となります。
この重要な時期に、適切な態度と心構えを持つことで、患者とその家族に対して深い敬意と配慮を伝えられます。
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