2024.10.29
思い出と想い
少し前の話になりますが、当会館にて葬儀を執り行った際に、参列者のなかでエコバッグのお忘れになられた方がいらっしゃいました。 喪主様宅へお伺いした際に、その忘れ物...
2024.09.20
選択肢
今の時代、何をするにしてもたくさんの選択肢があります。 カレーを食べるにもチキンカレー、カツカレー、野菜カレーなどがあり、その上で辛さまで選べます。 ネットショ...
2024.08.30
軌跡
「軌跡」とは、車輪の通った跡のことで轍、先人の行いの跡、人や物事が辿ってきた跡、と辞書に記されています。 葬儀という仕事に携わるにあたっては、人の...
2024.07.30
最期のひと晩 葬儀の形態が変わっても…
5~6年前の夏、病院からご自宅へ帰る寝台車の中でのことです。 夏祭りの前日だった為、地車の試験曳きが道を塞ぎ、渋滞に巻き込まれてしまいました。 後部座席の奥様に...
2024.06.29
幼馴染との別れ
雨の降る日の事です。 ご遺族の皆様は楽しそうな声と笑いがいっぱいなお通夜、お葬式で故人様の大好きなマイケルジャクソン、クイーンなどの昭和〜最近までの洋楽を小さい...
2024.05.16
最後のわがまま
とあるご夫婦が、お葬式のことについて話を聞きたいと、「家族葬おくりみ」にお越しになられたのは夏真っ盛りの頃でした。近隣にお住まいで通院のついでにお立ち寄りくださ...
2024.04.30
葬儀社のお仕事
「お葬式をするのは初めてで… 何からすれば良いのか全然分かりません」 多くの方が絶対に通る問題だと思います。 ご安心くださいませ、葬儀社に任せてい...
2024.03.31
欲しかった言葉
「母を、褒めてあげて欲しい」 以前に担当させていただいたご葬儀で、喪主様がご挨拶の際に発せられたお言葉です。 喪主様は長年、体調の思わしくないお母...
2024.02.29
安心
「葬儀のことを考えるのは、縁起でもない」 「そんなことを考えるのは、頑張っている人に失礼だ」 「まだ決まったわでももないし、相談したとたんにもし…」 ご葬儀の事...
2024.01.30
奇跡
女子高生が「遅刻する〜」と言いながら食パンを咥えて走れば曲がり角でイケメンとぶつかり、そのイケメンが転校生としてクラスメイトになり、放課後に図書館へ行けば同じ本...
2023.12.30
思い出のコーヒー
「あの日の母の顔が今でも忘れられません」と喪主様はおっしゃいました。 5年間、自宅で介護されたお父様を看取った時は正直ほっとした、やっと肩の荷が降...
2023.11.23
人生の卒業証書
「人生の卒業証書」 そんなタイトルから始まった、お手紙。 とあるお葬式のなかで、一人娘である喪主様がご自身でお読みになられた、お母様...
2023.10.23
葬儀品質とは
個人的にバックオフィスの仕事が多くなっているため、実際の現場に直接携わる機会に触れると、思いがけず過去の想い出が蘇ります。 コロナ禍という約3年間を経て、この葬...
2023.09.24
価値
当然ではありますが、お客様からお葬式の費用を尋ねられる事が多々あります。 一言で答えようとすると、20万円から200万円くらいです、など何一つ役に立たない返答に...
2023.08.30
いいお葬式
喪主様と最初にお会いしたのは病院でした。 朝5時ごろに電話が鳴り対応すると、電話口で対応されたのはケアマネージャーさんでした。 詳細をうかがうと、...
2023.07.24
些細なサインを、見逃さない
当たり前のことですが、お葬式は何月何日に執り行われると元々決まった予定があるのではなく、いきなり連絡があるわけです。 病気でお亡くなりになることもあれば、不慮の...
2023.06.28
葬儀の役目
「父が亡くなったので、葬儀をお願いできますか?」と当社に連絡があった時、 お父様はお亡くなりになってから既に3日経っていらっしゃいました。 連絡を...
2023.05.30
お寺の本堂でフラダンス
お葬式をイメージするとお寺やお坊さん。線香やローソクといった和の空間や作法をイメージされる方が多いと思います。 日本の宗教儀礼なので当たり前といえばそうですが、...
2023.04.26
死後の世界
ここでいう「死後の世界」とは「あの世」や「極楽浄土」といったものではなく、 「自分自身がいなくなった後の現実の世界」のことです。 先日、義母の友人...
2023.03.29
お世話になった方を送りたい気持ち
「家族葬」という言葉が聞かれるようになって、もう何年も経ちます。 私が葬祭業に携わり始めた2001(平成13)年頃は、今でいう「家族葬」を「密葬」と言っていたよ...