一つ一つを丁寧に
本日もいろいろとお問い合わせをいただきました。
皆様ご葬儀後のお問い合わせは、共通のお悩みをお持ちの
場合が多いです。
これからの法要時のお布施は?納骨のときどうしたらよいの?
満中陰のときは何を用意したらいいのか?
香典返しは、供花のお礼は?挨拶の時、何を持っていったらいいの?
相続のことは?
など、一般的にお困りのことや、お悩みはだいたい皆様同じです
「以前のときも同じこと聞いたんだけど、やっぱり何年か経つと
すぐに忘れてしまう」
おっしゃる通り、お葬式のことは当然、何度も経験することではありません
ので、しばらくすると忘れてしまって当然といえば当然のことかもしれません。
ご葬儀の内容もそうです。実際いろいろとお話を伺っている中で、ふと思うこと
があります。
弊社で何度かご葬儀をされていらっしゃるお客様、いわゆるリピーター様の
お話を伺っていると、お身内の中でも、以前の葬儀の時のことをよく覚えられて
いらっしゃる方、ほとんど記憶にない方、様々ですが、よく覚えていらっしゃる方は
当時の喪主様よりも、周りの方です。
喪主を務めるというのは大変なことです。印象的には、大変だった、という記憶
が大半を占め、いろいろと仕切ってはいたものの、細かいことはなかなか思い出せない
かたが、多いように思います。
しかし、周りの方は、「あのときはこうだった」「食事は〇〇でしたよ、料理は〇〇〇だった」
「粗供養品は、△△をお渡ししていた」など、細かいところまでおぼえていらっしゃたり
します。
そう考えると、ご葬儀に対する印象や感じ方は、喪主様とそれ以外の周りの方とで
もしかすると大きく違っていることもあるのではないか?と。
お客様は、一連の葬儀の流れの中で我々の行動をチェックされているのではなく
何かしら不便なことがなかったか、周りの方に失礼なことはなかったか、気づかなかった
ことに気づいてくれてフォローをしてくれていたか?など、フォローの部分を感じられたり、
感じられなかったりで、我々の存在を見られているような気がします。
ですから、喪主様に、ご親族に、といったことではなく、葬儀の空間を共にされるすべての方に
対して満足のいく心配りが大切だと、改めて思う一日でした。