因果応報
葬儀のスタイルは様々ですが、ご相談を受けていて よく聞きますのが、「何日も会社休めないからな」という言葉。 ご葬儀の打ち合わせでも、「なんとしてでも、今日、明日じゃないと」 と。 学生さんが、テストや入試の日程と重なってしまう、とかのっぴきならない 事情は勿論あることかと思います。 しかし仕事が、というのは大変です。 いろんな立場の方がいらっしゃるでしょうから、何日も休むと 会社が回らないという方もいらっしゃるでしょう。 そんな事情からだけではないでしょうが、葬儀自体がシンプルに なっていくのは、現代の世相を反映しているのでしょうか。 生活しているものの、現状の事情はいろんな意味で優先される べきだと私も思います。 葬儀を軽視しているとは考えたくはありません。 ただし、他人様の葬儀に関心を示さない傾向は強くなって いるような気がします。 入社したばかりの社員だから、責任あるポジションの社員だから、 といっていくと、葬儀のときは忌引きや慶弔休暇があったとしても なんだか、気を使ってしまってどんなポジションのかたも 「そんなに長くは休めない」 こんな風潮はありやしないでしょうか? 冗談話で、会社を休む口実で、「親戚の○○のお葬式でって」 「それはこの前、使っただろ、○○さんとこのおじさんはどうだ?」 なんて現代ではリアル感のない話しなんでしょうね。