力
今日は、1年ぶりにゲリラ豪雨に見舞われました。
しかし不思議です。数百メートル先は、まったく降っていなかった
んです。局地すぎるやろ、と突っ込みたくなるくらいです。
その後、蒸し暑さがなんと倍増しまして、一日中汗をかいていた
ような気がします。
通勤もかなり大変ですが、社内で本を読みながら涼むのは
なかなかいいものです。
最近読んでいる本の内容もなかなか面白い。
コミュニケーション能力の話です。
日本人は他国に比べて、以前はコミュニケーション能力の高い
国だったそうですね。
「そこのあれとって、やっといて」という表現で通じたそうです。
まあ、現在はといえば先の言い方をしようもんなら、大抵は
通じません。
そんな言い方をした方が悪いとなります。
昔のドラマなんかで、亭主関白な父親が母親にたいして、目線も合わさず
「おい」と手を出す。妻はわかったように新聞を差し渡す。
それを子供たちはいつもの光景としてみている。
良い悪いは、とりあえず置いておきまして、夫婦のすごい能力です。
習慣といえばそうかもしれませんが、一種のテレパシーとか
以心伝心というものでしょう。
あ.うんの呼吸なんてこともいいます。
多種多様で、物が溢れ返っている時代です。そう簡単には夫婦でも
できないでしょう。
それが、仕事場となるともっと….ということです。
どうしても自分の経験則から来る物事で、言葉の意味を捉えがち
ですが、相手がどう思っているかを考えず突っ走る人も多いです。
葬儀の状況は、このコミュニケーションの食い違いが発生しやすい
ところです。
なにしろ、お葬式に慣れている人なんて葬儀関係者以外いない
のですから。
そう考えてご遺族と接しなければ、思わぬ食い違いが発生して
しまう危険性があります。
丁寧な説明はもちろん、流しがちなことも確認することが、本当に
大切だと改めて感じさせてくれる、そんな本です。