とはいえ
台風の猛威、爪痕はなかなかひどいものでした。私も久々に違うルートで帰宅し、今朝もいつもとは
違う手段で出勤いたしました。
さて、こういう状況下でも企業というのは顧客のために営業活動を行わなければならないこともありますし、
もっといえば、せざるを得ないという状況もあります。
私たちの仕事は、本当に緊急対応しなければならない仕事です。
勿論、救急隊員や警察官、ボディーガードではありませんが、非常時、つまり顧客にとって非常の状況に
あられるときに対応しているわけです。
それがすごいとかそういうことではなく、この仕事の存在意義であり、奥深いところではないかと考えるのです。
そういう仕事に携わっているというときに、一従業員として、仕事上の悩みや苦悩というのは、顧客とのコミュニケーションに関するところではないでしょうか。
この仕事は、急なご依頼が重なり、対応に窮することがあります。
何時なんどき、ご依頼があるかわからないなかで、別の仕事もしつづけなければなりません。
私たちにしてみれば、たくさんの対応をしていても、お客様にしてみれば、大変な状況のなか弊社をご指名くださったわけですから、対応者は担当者としてみられるわけです。
そういうとき、冷静に確実に対応するには経験がものをいうことは当然ですが、いちばん大切なのは自身の力量を
しっかり把握しているかどうかです。
しっかり把握していれば、課題がみつかり、自身の能力からパフォーマンスがどうなるかの判断ができまず。
その判断を、一定のラインよりも無理をし、助力を求めない場合、それはチャレンジではなく無謀というリスク要因に変化します。
結局、自身を過大評価していたり、チャレンジが無謀な挑戦だけになっていたりすることがあります。
そこの責任が、自分にあることを理解しないと、いくらチャレンジしても顧客に迷惑をかけるだけになります。
その時、単純ですが、報告や連絡、そして相談ということが重要になってきます。
自己の責任ということは、本当にどこまで感じることができるのか。
暴論かもしれませんが、私は子供たちにこんな話をします。
例えば赤信号で横断歩道を渡ろうとする、なぜ渡ろうとしたのかと聞くと、注意をし確認したときに、どう考えても車は来ないという判断をしたときに赤信号だから待つということはおかしいと。
そのとき、渡るのはよいが、万が一事故が起きたときに、自分ですべて責任がとれるなら、どうぞ渡りなさいと。
それは、あなたの親が悲しむということもよく考えて、と。
その判断ができるにはもう少し、いろんな経験を重ねるために、いわゆるルールを守らないといけないのでは?と。
これも自己中心的な考えのもとに成り立つ、単純な図式。
チームワークやリーダーシップ、こういったことを機能させるとき、自己中心的な考え、ここが難しいのですが、
なんのためにしているか、の考え方で左右されます。
自分が正しいという思い込みの怖さと、柔軟な対応、そして献身的な行為が苦痛に思えたり、献身的にしていることを知らず知らず、もしかしたらわかっていてアピールするような状態になったら、組織は機能しません。
組織を機能させることの重要性が、顧客に対しても重要になることをわからないと、全てにおいて悪影響だということを理解しなければなりません。