お寺の中の魚
お葬式などで導師様が『ポクポク』鳴らしている法具が木魚という名称だとご存知の方は多いと思います。
では、お寺の中に他にも魚の形をした法具がある事をご存知でしょうか?
なかなか機会は無いかもしれませんが、お寺の廊下などを歩いていると天井からぶら下がった魚などがあります。この魚の形の法具はお寺の中で食事の合図として鳴らされる物だそうです。※ちなみに魚鼓(ぎよこ)という名称です
では、何故魚の形なのでしょうか?
その答えは「魚は寝るときも目を閉じないことから、不眠不休で修行に励む姿の象徴とされ、この魚鼓を鳴らすことで修行僧の眠気や怠け心を戒める」という意味が込められている為だそうです。
実際に鳴らされている現場を見たことも鳴らした事も無いのですが、きっとシャキッとする様な音なのでしょうね…
もしお寺の中を見る機会があればお寺の魚を探してみて下さい。