お葬式の供物
葬式の供物の意味は、故人の霊を慰めるために会葬者が贈るものです。
そのため、故人と縁の深かった順で棺の近くに並べられることが一般的です。
葬式の供物にする品物は、地域や風習によって色々ありますね。
缶詰の詰め合わせや乾物の詰め合わせなどを贈る地域もあります。近年では、供物を供花として贈ることが多くなっています。
供花の意味は故人と親しかった人が弔意を込めて贈る花のことです。
故人の霊を慰めるとともに、祭壇と葬式会場を飾る意味もあります。
一般的には、遺族や親族、特に親しかった知人などが贈ります。
また、遠方で参列出来ない場合や、香典辞退の葬式の場合にも香典の代わりに贈ることがあります。
供物にも色々ございますが、あまり贈ってはいけないとされているものもございます。
地域や宗教にもよりますが、ほとんどの場合、肉類や魚類は殺生を連想させるので絶対に贈ってはいけません。
また、花でもバラなど棘がある種類の植物は避けるべきとされています。
贈る相手のことを考えて重い物やかさばる物は向いていません。相手が持ち帰ることを考慮すると、個別包装をされているものや日持ちのするものなどが最適です。
中でも食べ物を供物に用いることが多いようですね。
供物をお贈りされる際はこのようなことを気にかけて頂ければ幸いです。