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メディアの在り方や情報の取り方は、ほんの数年前から比べてもまったく変わりました。
これだけ便利なものが溢れかえるくらいの世の中ですから、価値という物自体に対する価値観までもが細分化されて、その価値にマッチするような現象が、経済の対象になっているような、わけのわからないことをいうようですが、そんな感覚にとらわれています。
それは、私の中でいうと、アートの世界の価値観にちかいような気がしています。
出来上がった作品のインパクトというのは当然のことなんですけど、結局そのアーティストのこと自体に引き込まれているわけで。
かといって、すべての人が共感するかといえば、アートの世界はそうは簡単にもいかないでしょう。
アートではない私からすると、いま最も流行りのアーティストのことを世間がいうようなほどすごいと思えないところもありながら、且つ作者のことをしらないからかなのか、とか、しかしそれだけ世間が注目しているのであれば、きっとすごいのであろうとか…。
時代との調和ってものすごい大事で、死後○○年経った今、初めて世に脚光を浴びて…みたいなアーティストってけっこういます。
時代にマッチしなっただけということかもしれません。
というように、変わるもの、変わらないもの、変えていった方が良いもの、変えたらまずいもの、いろいろと世の中にはあるわけですが、利便性以上の価値に傾倒しつつある現在、葬儀に対しての価値観をどうとらえていくかというのは、葬送文化の大きな流れの変化の時に差し掛かっているようにも思えます。