空海
最近読んだ本で非常に面白かったのが、「眠れないほど面白い 空海の生涯」という本です。
弘法大師とも呼ばれ、「ほんまに?」というような伝説的(作り話??)な人物という印象でしたが、本書は所謂伝説を取り除き1200年前の光景が目に浮かぶような描写でスラスラ読めました。
空海は真言宗を起こしましたが、同時代に天台宗も起こっていて、両者は共に現在に至るまで受継がれ、日本の仏教界の大きな流れともなっています。
天台宗を起こした最澄は空海とも交流があり本書ではその辺りも詳しく書かれており、そしてなかなかに面白い関係性なんです。
密教と天台宗(その後出来上がる阿弥陀系の宗派)の違いもわかりやすく書かれていました。
是非読んでみていただきたい1冊でした。