白装束
先日更新された当社のYouTubeのテーマは、「今じゃあり得ない昔のお葬式の風習を教えます!」でした。
皆様、もうご覧いただきましたでしょうか?
その風習のひとつ、白装束について私もお話ししたいと思います。
白装束というと、故人様が着る物というイメージだと思います。私も葬儀社でアルバイトを始めたころは、当然そのように思っていました。
でも大学の民俗学の授業で、昔は喪主や遺族も、白装束(白い着物や、裃)だったと教わりました。へえーそうなんだ…とびっくりしたものの、遠い昔の話と捉えていました。
それから約8年ほどが経ち、以前住んでいた長野県にて、お葬式に白い着物で参列されるご遺族の方を目撃しました。
それはとあるお寺のご葬儀で、遺族であるご住職の奥様が着ていらっしゃいました。
当時は、ああ!これが大学の授業で聞いた白装束!と不謹慎ながら感動したものでした。
その後、二度程、白い着物をお召しになられた方をお見掛けしました。皆様、お寺の奥様でした。
地方であったり、伝統やしきたりをしっかりと受け継がれてるコミュニティでは、昔の風習を今でも見ることができます。
お葬式も、日本の歴史、あるいは民俗学的視点で見てみると、とても興味深いと思います。