見識の違い
良くある話ですが、一方の論理では正解であっても、他方の論理からすると必ずしもそれが正しいとは限らない、こんなことは日常に溢れかえっているわけです。
視座の違いというのは、組織にとってはよくあることながら、かなり大きな課題です。
特にベテランになればなるほど、またそのベテランの成長具合によって、この視座の違いを埋めるのはかなりの労力を費やすわけです。
結局、それが正しいか間違っているかの判断基準も、視座や見識が違えば、そもそもの話から覆ってくるわけで。
会社には、経営理念があり、それにおぼろげながらも共感し、邁進していこうとする企業と、そうではなくとりあえず理念等関係なく、目の前の仕事のみ自転車操業のようにやっている企業(まあ、そんな会社は無いとは思いますが…)では、5年、10年先を見据えたときに、結果的に大きな差がでて当然で、それは社員も然りです。
社員の質の向上が企業存続のカギであると、言うのは容易く、個々の成長、自助努力のみに任せていても、なかなか伸びてこないというのも実情です。
そのための経営理念であり、そのための事業計画であるのですが、当事者意識がどこまで浸透しているのかを計るのも、どの企業でも悩みどころではないでしょうか。
いずれにせよ、企業理念をしっかりと認識しながら、基礎的な業務において各役割をきちんと遂行できる、これだけでも強い企業はできあがるというように思っています。
そしてそれが社風に現れれば、他社とは何が違うのかも明確になることかと。