お通夜の話
をYoutubeでよくキーワードとして取り上げ、話をしていただくのですが、そもそもお通夜は式典ではない、ということを叩きこまれている我々は、よく巷で聞きます「通夜式」という言葉に、大いに違和感を抱くわけです。
また、夜を通して…からの考え方や解釈は、おそらく日本全国のその地域や風習、宗教が絡んで、とてつもない数の説があるのであろう、と思います。
特に、神や魔物、蘇生など、現代では考えられないかもしれませんが、過去の人たちにしてみれば、いろいろな変化に理由をつけねば、ことが収まらないこともあったのであろうと。
いろいろな事柄が意味を変え、現代にまで語り続けられるものや、守り続けられる事柄などの中でも、良い意味での伝承されるものもあれば、悪習もあります。
つまり、意味を考えず「それはするもんだろ!」と半ば強制的なものは「悪習」です。
ただ、悪習と思っていたが、実はその意味をきちんと知らなかっただけということもあります。
伝えるもの、受け継ぐもの、双方の問題ということです。
そして日本古来からあるものだと信じ込んでいたことが、実はつい最近できた風習なんてのもたくさんあるようです。
世の中は広く、人間1人の人生から考えれば、歴史はすさまじく長いものです。
何にでも反抗的な疑心から入るよりも、先ず素直にルーツを探るということの方が、大切なのだとつくづく思います。
HO
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