楽聖忌
1827年3月26日は誰もが知るドイツの作曲家ベートーヴェンがウィーンで亡くなったとされる日だそうです。幾つもの交響曲を作り出したことから楽聖と称され、ベートーヴェンを偲んで『楽聖忌』と定められたそうです。亡くなった3日後に葬儀が執り行われたそうですが、約2万人もの市民が葬儀に参列したそうです。かの巨匠ベートーヴェンは数々の名曲を生み出した人物ですが、ピアニスト兼作曲家でありながら難聴を患うという壮大な人生を歩んできたのは誰もが知る話だと思います。音楽家でありながら命にも等しいものを失う絶望感は計り知れないことでしょう。誰も立ち向かえない壁を前にして苦境の中を進み続けたベートーヴェンだからこそ、彼の数々の作品は約200年近くも後世に語り継がれてきたのかもしれません。200年前の名人は数々の名作を残した訳ですが、では私たち自身はこれからの200年後の後世に何を残せるのでしょうか。誰もが考えなければならない議題ですね。
S・Y