歴史の鏡
本日は、雨が降りそうで降らなさそうで、ついに降りだした、
という感じの一日でした。
今日は、各地域で入学式があったようで、そんな格好の
親子を見かけたりしました。
私どもは仕事柄毎日のように喪服を見るわけです。
喪服を着用された方々をみると、お手伝いさせていただいて
いるお家の方か?それともお知り合いか?と気になる
わけです。
しかし世間一般の平常な生活のなかでは、喪服の方々をみかけると
ご不幸があったのだと、当たり前ですがそういう感想になるわけです。
喪服イコール黒は、いまでは当然のようなことですが、もともとは
喪服の色は白が当たり前だった時代もあるのです。
喪服も変遷を考えると、恐らく黒の時代よりも白が当たり前の
時代の方が長いのかもしれません。
黒が定着していますが、今後どう変化していくのかわかりません。
こういった変化は日々のなかではわかりませんが、どこかで
劇的なきっかけがあるものです。
喪服の変化の歴史をたどると、その時代の葬送の歴史も見えてきます。
その時代ごとに、色々な背景から、お葬式の形態も変わってきています。
お葬式の形態は、その時代の鏡のようなものだと感じます。