お位牌
今年の冬は例年より寒さが厳しく、私たちの住む大阪ではただただ寒い!というだけですが、大雪で大変な被害にあわれている地域もあるようです。これ以上の被害が出ない事をお祈りいたします。
さて、仏式で葬儀を行うと、四十九日までに本位牌を準備することがあたりまえのように思われがちですが、浄土真宗では位牌は必要ないとされているようです。
浄土真宗以外の多くの宗派では戒名を授戒して仏の弟子になった家族が、あの世で修行に励み成仏できますように、という祈りを捧げる追善供養の対象として位牌を用意しますが、浄土真宗では、阿弥陀如来を信じて奉ると決めた時点で、誰でも仏になることが約束されるとしています。故人は仏になり、魂は浄土の世界にいっていると考えられます。
つまり、浄土真宗では位牌にいれる魂がこの世にはなく、亡くなればすぐに仏になると考えられているため、位牌のように魂を宿らせるものではなく、故人の名前を記し残していくという目的で「法名軸」や「過去帳」に法名を書いて供養を行う考え方だそうです。
同じ仏教でも宗派によってそれぞれの考え方があるようです。
もっともっと勉強したいと思います。