葬儀のスタイル
ご葬儀の相談をお受けすると、当たり前ですが初めてのことで何から聞いてよいのか
わからないとおっしゃる方、経験はあるが、ずいぶん以前のことでもう何をしたか記憶も
ない、という方、いずれにせよ、そうそう葬儀の経験をするわけではありませんので、
先ず、「わからないことが、わからない」とおっしゃられることも多いです。
最近の葬儀は簡素になって、身内のみでゆっくりと…ということが多くなっております。
これも勿論立派な葬儀のスタイルです。
葬儀のスタイルというと、我々葬儀社の社員であれば、仏式や神式、直葬や家族葬、
などいろんなことが頭に浮かびます。
葬儀をあげられる方にしてみたら、なんのことか詳しくはわからない。
そういえば、最近こんな経験を。
携帯電話のお店で、いろんなことを話されるのですが、正直先ず自分に必要な情報を
この人は話しているのか?大事な情報なのか?これが理解できないととても損をするのか?
そんなことばかり考えて話を聞いていて、なんだかわかったようなわからないような。
結局、「どうすれば一番良いのか?」と質問するしかなくなります。
絶対的に必要なものであれば、どうしてもお店の人間のいうようにするのが一番良いのだろう、
と納得したような、いや納得しておかなければいけないのであろうと、自分の中で折り合いを
付けるしかありません。
そこは自分の勉強不足と理解するしかないのです。
しかしそれで、その後何もなければよいのですが、
携帯電話屋さんから後日連絡。
「〇〇のための△という書類をいただくのを忘れていました。それをいただかないと、
来月、こんな請求が行ってしまうんです」
おい、そんなこと知ったことか!なぜそんな大事なことをあのとき説明しないんだ!!!と
なります。
いくら手間がかかろうが、私がそれを承知でサインしなかったのであれば、文句は言わないぞ、
そんなめちゃくちゃなお客ではないぞ、私は!!っと。
そんな経験をいたしますと、お葬式のお話であれば、いかにお客様にわかりやすく、イメージが
わきやすく、ご納得いただけるお話ができるかというのは、どんな仕事にもまして
大事なことだと痛感いたすわけです。