鈴の音
お通夜・お葬式はもちろん法事や法要で『コーン』『チーン』と鈴(りん)の音を耳にしますが、この鈴の役割は音によって人々の邪念を払い、供養や祈りを極楽浄土へ届けてくれると言われています。
では、本来の鈴の鳴らし方はご存知でしょうか?
鈴は本来読経の際に鳴らされるので合掌や礼拝、お焼香の際に鳴らすものではありません。
実際は経本を読む際に鳴らしお経の始まりや区切り、終わりに鳴らすものとされています。
宗派によっても鳴らすタイミングや回数が厳密に違っていますので、それぞれの菩提寺様にお聞きになられても良いかと思います。
とは言え鈴の鳴らし方を熟知する事も大切ですが、しっかりと手を合わせてお参りする気持ちを大事にして頂きたいと思います。
鈴の音で心を清らかにして読経を聞く事で少しお経に対するイメージも変わるかもしれませんね…