行年と享年の違い
本日は行年と享年の違いについて少しお話しいたします。
この二つの違いを知らない方も多いのではないでしょうか。
「享年(きょうねん)」とは、天から享(う)けた年数という意味で、数え年で考えます。
「行年(ぎょうねん)」とは、この世に生まれて何歳まで修行したかを意味する満年齢です。
私たちが日常的に使用しているのは満年齢のほうで、生まれた時点を0歳とし、誕生日を迎えるごとに年齢を加算する数え方です。
昔は数え年といって、生まれた時を1歳として1月1日(元旦)に歳を加算する数え方をしていたのです。
三回忌、七回忌などの法要も、この数え方をするようです。
墓石に故人の戒名などを彫刻をする時に、年齢は「享年」と「行年」とどちらにしたら良いのかよく分からないといった場合、どちらも間違いではありません。最近では、分かりやすい満年齢を用いる場合が多いようです。
私は、調べてみるまで聞いた事はありましたがよくわかっていませんでした。このように違いがあるのだなぁと思いました。知らない事がまだまだ多いので日々勉強してまいります。