閉館
私が学生の時に文系の学部だったこともあり、友人で学芸員の資格を取得し博物館などで働いている人が何人かいます。
しかし、コロナの影響で観光産業が大打撃を受け、博物館も来館者がかなり減っているとの事。
今年の1月に島根県にある「いずもまがたまの里伝承館」が閉館しました。
以前、友人が短期間助っ人のような形で働いている時に訪れました。
勾玉は古事記や日本書紀にも記される装身具(アクセサリー)で、古代から魔よけや健康長寿をもたらすとされてきたものです。
大阪にもありますが、博物館所在地の地名は「玉造」。
その名が示す通り、古代には勾玉など玉類の国内有数の生産地でした。
私が訪れた時はちょうど出雲大社で平成の大遷宮がおこなわれていたタイミングだったのでたくさんの観光客がいました。
古来からの文化が無くなるわけではありませんが、1人の職人さんが最低でも3日以上は付きっきりで磨き上げる魂のこもった美しい勾玉の文化を伝える場所がなくなるのはとても残念です。
早くコロナが明けて、自由に色んなところに遊びに行きたいものです。