香典返し。
お葬式にて御香典を頂いた場合は、ある期間をおいてから御香典のお返しをします。やはり頂き物。頂きっぱなしというわけにもいかず、ほとんどの方がされているようです。
またその日にちの目安が、故人に関する一切の仏事が滞りなくすみましたというお礼の意味も込めて四十九日法要後三日以内にするのが一般的だとか・・
商品には、こじつけともいえるような意味がついており、お茶は、お茶を飲みながら故人を偲ぶとか、石鹸などは、不幸を洗い流すという意味などなど
思わず、本当ですか?と聞きたくなる内容ばかり。
お葬式後、すこし落ち着いてからの用意でいいのですが、そこにはビジネスが存在します。
香典返しのみを狙う飛び込み営業マン。
お葬式終了後に自宅に帰ると、玄関前に分厚いカタログが!?
それは、香典返しの総合カタログと会社名の入った名刺。
なんとも無神経な!お葬式も終わり無事に帰宅したのに、こんな失礼なことがあっていいのでしょうか?
翌日、ご当家にお伺いする用事がありました。その第一声が『ねえ川上さん、このカタログを玄関に置いた?』とすこし怒り気味。
『いやいや、私どもはそのようなことはしませんよ』と伝えた。
聞くと、朝にこの会社の人から電話があり、昨日お葬式をされましたね、お宅にお伺いしたのですが、ご不在でしたので玄関に置かせていただきました、どうですかね?香典のお返しは当社で・・・・とのこと。
ご当家も不信感いっぱいという感じでした。なにが怖いかというと、住所、電話番号、喪主様のお名前などが知られており、個人情報が流出しているのです。
当社は、電話での問い合わせにも故人様の名前や喪主様の名前、ご自宅などは個人情報保護法でお教えできませんと伝えるよう徹底しているのですが、どこからか出ているのでしょう。
昔からあったとは思う、しかしここ最近になり新規参入業者が多くなったせいなのかひどくなっているような気がします。
業者様、ご当家の気持ちを察したうえでのご対応のほど、宜しくお願いいたします。