そういう歳に
なったんだなーと最近よく思います。
上岡龍太郎氏の懐かしいVTRなどが、SNSやテレビでもそうですし、よく流れています。
あの方が芸能界を引退されたのが55歳、その数年前の映像とかを見ていると、ああ、もうこの歳に近づいているのだな…と。
いろんな歳の取り方があり、私の年齢くらいになると、結構有名人の方がこの年代で人生の幕をとじられていらっしゃったりします。
芸能人の方も、もちろんそういう仕事に携わっていない人とは全く違う経験などをされたりしながら、表舞台の華やかな姿やそれとは反して実は…みたいなエピソードとか、いろんなことが後も紹介されたりします。
どんな人にも、えっ?あの人がそんな一面があったなんて!と思わせるようなことはきっとあるはずで、単調に生きてきた方なんて誰一人いないと思います。
このお仕事をしていて本当にそれを感じます。
とはいえ、私は他人ですからどこまでお話していただけるか、または簡単にお聞きできるとは思っておりません。
相手様のことを精一杯考えて…とよく葬儀社の社員は口にします。
では実際に、もし、1から10まで全てさらけ出されてお話されたとして、他人である葬儀社社員がすべてを受け入れられるのか?
これまた絶対に無理な話です。
結局、私はそういうことが故人様や遺族と向き合う時に重要なことではないと思っております。
人様を、自分の感覚できっとこういうご家庭だ、きっとこういう性格の方だ、きっとこうだと人生経験の浅い人間がわかったように対応することほど恥ずかしいことはありません。
経営理念には、「常に頭の中にIf(もし)という気持ちを持ち…」という内容があります。
これがない限り、どれだけ口でお客様のためを謳っても、説得力も何もありません。
ということで、自分自身の戒めのために。
HO