お祝い気分で盛り上がるお正月。葬儀業界は混乱しています。
理由はたくさんあり、例えば火葬場が元日はお休みすることや、三が日は外したいという御当家様の考え、関連業者の正月休み・営業時間短縮などが挙げられます。
また、ちょうど寒さが厳しくなるころですので、お亡くなりになる方が多いのです。
不安になっている方も多く、年末から事前相談が増えます。
「年内もつかどうかと医者に言われた。年賀状は出すべきか出さないべきか?」
「大晦日に亡くなった場合は、お正月の間遺体を保存できるのか?」
などの不安な声を多くお聞きしました。
万全の体制でお正月を迎えましたが、予定していた遺体安置施設が定員オーバーになりかけたり、近くの火葬場がいっぱいで遠方の火葬場に出棺したりと、バタバタしました。
中でも人気の火葬場併設式場は4,5日先まで予約が埋まっているような状態でした。
しかし、こんなのは序の口で、人口の多い東京の一部では、12月20日にお亡くなりになった時点で年内ご葬儀はできないという状態にまで至っていたそうです。
ということは、年が変わってもご葬儀は終わらず、なかなか気持ちの整理がつかないまま仕事したり、大掃除したり、おせちを作ったりしなければいけないということです。
すごい時代になってきました。親族様や故人様の気持ちを思うと複雑です。