曹洞宗は「禅宗」の一つの宗旨です。
曹洞宗の坐禅は「只管打坐(しかんたざ)」と言われ、ひたすらに坐ることを重視した座禅であることも特徴の一つです。
同じ禅宗でも臨済宗と違うのは、臨済宗が座禅を悟りの手段の一つと考えているのに対し、曹洞宗では座禅そのものが悟りの姿としているところです。
曹洞宗葬儀の特徴:「授戒」と「引導」が葬儀のポイント
・死後にお釈迦様(釈迦如来)の弟子になるために行う
・弟子になるために必要な戒名・戒法を授かるための「授戒(じゅかい)」を行う
・悟りを開くために、仏の道へ導くための「引導」を行う
曹洞宗葬儀の流れ:「喝(カーッ)!!」
臨済宗と同様、葬儀において特徴的なのは「引導方語」や「山頭念誦」と呼ばれる儀式です。これは、かつては葬列を組み、故人の成仏を願って「往生咒(おうじょうしゅ)」を唱え太鼓を打ち鳴らし寺院へと向かい、それから寺院にて導師によって引導の法語が唱えられたそうです。
ご葬儀の際、引導作法で「喝」と大きな声で発声されます。(まさに喝を入れられます)
私は初めて聞いたとき、びっくりして飛びました。
曹洞宗の焼香作法
曹洞宗の焼香は2回と言われております。
ポイントは「1度目は額に押し戴き、2度目は押し戴かない」という点です。もちろん、ご自身のご宗旨に合わせた焼香の作法で問題はありません。