何が本当に大切か。
もう間もなく梅雨です。
今年は暑くなりそうだと、もっぱらのうわさです。
この梅雨に入る頃、蛍がみられる時期になります。
蛍の光、窓の雪。
蛍は冬の季節にいるのかと思っていた自分が懐かしい。
そして続いて蛍雪の功、という言葉を思い出す。
これは、永年にわたる私の頭の中のルート。
レベルは違うかもしれませんが、私も幼少期は、
いろんな事情で親は苦労していたと記憶しています。
私なんぞは大したことありませんが、その幼少期の想い出は
いろんな形で今なお影響しております。
人生、平坦なことばかりではありませんから、「普通」に暮らせる
ありがたさを忘れがちです。
そしてこの葬儀という仕事は、故人のそんな人生の最後に立ち会う
仕事。
この仕事をしている以上、人生ってなんだろう、と考える機会も
もしかすると多いのかもしれません。
先人のありがたい言葉、諸先輩からの教えも、学ぼう、覚えよう
という気持ちがなければ、ただのお説教にしかなりません。
故人様から沢山のことを学べる、これも勿論ご縁ですが、
このご縁は、きっと私の財産になるのでしょう。