これだと思う
お葬式に携わる仕事をしていて、本当に良かったと思うことがあります。 充実感とも満足感とも違う、なんともいえない感覚になることがあります。 どんな時だろうと振り返って考えてみると、結局はご遺族の気持ちに少しでも 近づけたのではないか?と思う瞬間の感覚なんです。 ご葬儀に関していろんな考えのご遺族がいらっしゃいます。 我々は、ご遺族のとてもプライベートで、且つ繊細な部分に立ち入るわけです。 そんななか、そのご遺族とお話をしたり、打合せをしたり、仕事ではありますが、 いろんなことでご家族と進めていく間には、喜怒哀楽いろんな場面に遭遇したり するのです。 こんな経験は、たくさんの仕事はありますが、そうそう出来ることではありません。 そのなかで、ご遺族の本音の部分をしっかりお聞きすることができた時は、 本当に、一員になれたような気がします。 いろいろな規模のご葬儀があるわけですが、故人に対しての思いが、ご遺族から ひしひしと伝わってきて、それを具現化し、ご遺族からも「これだ」という 感覚をいただけたとき、本当にこの仕事をしていてよかった、と思うのです。