論より証拠
NHKで、貧困にあえぐシリア難民の、さらにこのコロナ禍での実情を伝える番組がやっていました。
正直、ショッキングな話題も多く、目を背けたくなるようなこともやっていました。
わが子たちは、どうも信じられないようで、さながら映画やフィクションの世界とでも思っている様子。
毎日ご飯が食べられない。子供が親兄弟のために働かなければならない。戦況下で逃げまどわなければならない。誘拐に合い、人身売買の的になることも…。
日本の戦時中を私ですら体験したことがないなかで、海外のこのような難民の状況は確かに、映画の世界か?と思わせるかもしれません。
ただ、敢えてその番組をみせ、彼らを哀れんだり、可哀そうと思ったりするのではなく、この現実を受け止めて、今の自分の日々の生活をどんな風に思うかを、感じてくれたらと。
でも、最初は茶化したりしていたのも、おそらく現実として受け入れる怖さって大人でもあると思いますが、そんな感じだったんだろうなーと。
どちらが恵まれているとかいないとか、悲惨だとか、そういうことではなく、同じ人間で、同じ地球にいて、なぜこんなことが起こるのか?なぜ人同士が争うのか、そんなことを考えてくれたら。