何が本質か
そもそも人間、当たり前ですが皆、それぞれ育った環境が違うので、どんな人の影響を受けたのか、またどんな体験をして人格形成がなされたのかによって、これだけ義務教育だの、中流意識だのいろんなことろで、皆横並びのように言われるが、ちょっとした物事に対する反応だけとっても、おお、これだけ考え方や捉え方が違うものか、と驚くことばかりです。
考え方は千差万別、十人十色、だからこそ、世の中は進歩し、発展し、成長する部分も多々あるのだと思います。
しかし、人の性格というのは、不思議なもので、自分の中でできあがった正義感を、どんな環境でも押し通そうとするものもいます。
なんかそれがカッコ良いかのように。でも実際全く格好よくなく。かっこ悪く見える人の共通点はみな、信念が感じられない。
信念が感じられない=ただの天邪鬼、くらいにしか捉えられていないことを理解しているのだろうかと思うことがあります。
そして仕事がおぼつかないものほど、体制批判や何か自身にだけ不幸が降りかかっているような態度を取ります。
私もいろんな仕事、いろんな立場の方を見てきましたが、どの仕事、どの業界にいても同じです。
どんな環境でも幸せを感じられないのだろうな、と思うこともあります。
そういう人の幸せは、自分の思い通りの世界でしかないので。思い通りの世界なんてそりゃなかなかないですもんね。
つまり、脱皮できないでもがいているんだろうなと、思います。
私ももちろん、偉そうなこと言っていますが、日々もがいてるわけです。
仕事というのは、どこまでもいつまでも勉強で、ゴールはないものです。
そりゃそうです。ゴールがあったら、その業界は終わりということです。
どれだけの可能性や発展性が隠されていたり、埋没しているか。または、既成概念に囚われてチャンスを逃しているかもしれないか。
これは人生も同じで、自分の可能性を止めてしまっている場合もよくあると思います。
我々葬儀に携わる者は、世間ではどのように思われているのか、正直わかりませんが、私はこの仕事の可能性は、どんな業界にも負けない可能性があると信じてやみません。