お葬式の服装
先日妹の恩師が亡くなり、急遽妹が通夜に参列する、となったのですが、
服がなくバタバタ・・・ということがありました。
学生であれば制服がありますが、社会人となるとそうもいきません。
高校を卒業して数年というのと引っ越しをしたばかりというのも重なり喪服がない為
とにかく暗めのスーツ、黒のパンプスと家中を探すところから始まり、
なんとか時間ぎりぎりに用意して参列しにいきました。
昔と違い亡くなった日に通夜を行うことがめっきり減ったとはいえ、
余裕をもって準備するというのは中々できることではありません。
遠方に住んでいると尚更です。
喪服の準備、供花をどうするか、香典はお渡ししていいのか。
通夜のことだけでなく、身内でない場合会社は休めるか、あるいは定時であがった後でも間に合うのか。
お葬式をする側だけでなく、参列する側もなにかとバタバタしてしまいます。
また、お葬式のマナーとしてどういった服装が好ましいかは大抵葬祭に関する本に
イラスト付きで載っていて大変わかりやすいのですが、
急に参列する際、例えば髪色が明るい方、ネイルをしている時どうすればいいのかの対処法は載っていません。
まさかすぐ黒染めをしたりは難しいですし、
ネイルもストーンなど飾りがついたものはすぐにとるのも厳しかったりします。
服装だけでなく、供花の発注はどこですればいいかも、
書いている本もありますが、書かれていない本もあります。
私はこの会社に勤めてから葬儀会社に発注すればいいのだと知りましたが、
今日明日にでもという逼迫した状況下では、果たして葬儀会社にお願いすればいいのか、
式場に連絡すればいいのか。すぐには出てこない方もいらっしゃるかと思います。
妹の恩師と私は関りはなかったので一緒になって喪服を探しながら、
前職に従事していた頃、身内が突然亡くなりその頃施していたネイルをどうしようと
慌てたことを思い出しました。
その時喪服はすぐに見つかったもののそれなりに髪色も明るかったですし、
明後日までに金沢まで行かなければならない状況でしたので髪色に関しては諦めた記憶があります。
ネイルはストーンがついた派手なものだったので自分でとることもできず、
ひとまず近所のドラッグストアでベージュのマニキュアを購入し、
ネイルの上から塗ってごまかして参列しましたが、実家がきっちりしているのも合わさって
随分居心地が悪かったものです。
身内や親しい人の葬儀のことはなるべくなら考えたくないものですが、
今回と以前の葬儀と慌ただしく過ぎていったのでせめて喪服くらいは
探さなくてもいい場所に用意すべきだったなと痛感しました。