葬式消滅
という書籍を読みました。
確かに高齢化社会で「多死社会」とも言われる現状の中、葬儀のスタイルは多様化しています。
この書籍は現代葬儀の歴史や成り立ちをわかりやすく(少し偏った考え方もチラホラ見られますが、、、)説明しています。
長い歴史の中で生まれた矛盾や価値観の変化を踏まえると葬儀がなくなるのではないかというストーリーです。
日々、葬儀に関わる仕事をさせていただいている私はこの書籍を読めば読むほど「葬儀は無くならない」と強く思いました。
葬儀に関わらせていただいて強く感じるのは、人が人を想う気持ちはそんなにドライに考えられないという事です。
もちろん様々な変化はしていくと思いますが、「大切な人をきちんと送ってあげたい」という根本の気持ちは変わらないとつくづく感じます。
この「きちんと」の部分に幅ができてスタイルの多様化が起こっているという事だと、お客様に色々な話を伺っていると感じるのです。
と偉そうに語っておりますが、この感想は私個人の考えではなく、関わらせていただいている多くのお客様から教わったものです。
お客様の気持ちにしっかり応えられるように、もっともっと勉強しなければと改めて思っております。