星になる
お葬式の仕事に就いてから、新聞のチラシやテレビでお葬式や供養にまつわる広告があると自然と目がいくようになりました。
そういった広告を見ている際、初めて知った弔い方に「宇宙葬」というものがあります。
なんでも、少量の遺灰をカプセルに詰め込んで、ロケットで宇宙空間へと打ち上げるのだそうです。
ひとことに宇宙葬といってもプランは様々で、遺灰を人工衛星にのせて宇宙旅行ができるものから、月面に散骨するタイプまで。
1997年にアメリカで初めて行われ、最近では日本でも対応できる業者が増えてきているとのこと。
先日亡くなられた漫画家の松本零士さんも、生前にご自身の爪を人工衛星で宇宙まで飛ばされたそうです。
人が亡くなられた際に「星になる」という言い方がありますが、宇宙葬を行うとまさに空の星になれるのかもしれませんね。
M. M.