仏式葬儀
というように、葬儀は別に仏式でなければならないわけではないのは言うまでもなく、神式のご葬儀や信心される宗教でのご葬儀ももちろんあるわけです。
そして、宗教にとらわれない無宗教葬をお考えになる方も年々増えている事実は、日本人って宗教観がないよねーといわれる理由の一つでもあるわけです。
それには宗教家が悪い説、核家族化になった世の中が悪い説など、いろいろと噴出するわけですが、そもそも産まれた時から生活に宗教が密接に関わり合っていたかというと、かくいう私もまったくもって、毎朝お仏壇に手を合わせたり、何かの折にお寺にいく、いつもきちんとお墓参りにいく、ということはなかったほうなので、じゃあお葬式は仏式葬儀が当たり前か?といわれますと、???どうなんだろうと思ってしまうところはあります。
これが正直現実ではないのかな、とこの商売に身を置いていても思うわけです。
でも、まだ残りの人生で何かしらの宗教観にかられ、自らお寺や神社に積極的に行事等へ参加することは一切ないのかといわれると、実はそうでもない気がしています。
それが必ずしも仏教ではないかもしれませんが、いわゆる教義が自分にマッチするかどうかというところかと。
こういう話をしていくと飛躍して、その他の3大宗教のことがでてきますと、え?なんでまた?的な発想があるということは、おそらく少なからず仏教的観念を持っている日本人は多い、と推察されるわけです。
多様性を盾に使用が、どうしようが、宗教的な話は結構タブー視されることも多いですよね。
さらに飛躍してスピリチュアルなことに触れようものなら、攻撃を受ける対象にもなりかねません。
だから無難に、仏式葬儀…では、そんな仏様や仏教徒に失礼な話もないよな、とも。
良かったのか、悪かったのか、このような日本の一般的な宗教事情を考えた時に、ある意味いま自由にそしてきちんと選択できる状況にあるということと宗教の垣根を超えるような考え方がもてることも、様々な宗教の融合したような日本仏教に触れている我々には、大きな意味がある気がしています。
無論、個人的な話です。
H.O