法とは一体…
と思わせる裁判の記事を見ました。時速194㎞で一般道を走行し、接触して大事故。相手方は車が大破し、シートベルトも千切れるほどの衝撃で車外へ投げ出されお亡くなりになられたという事故です。
この裁判が行われ、危険か過失かというところが争点となり、危険運転致死罪とはなったものの懲役8年だそうです。
いろいろと記事をみていますと、解釈の仕方一つで、たとえば、スピードオーバーによる事故がすべて「危険運転」と拡大解釈されるため、今の法制度になっていると。
法について、それこそ隅々まで調べたことのないものが言う資格はないのかもしれませんが、原因と結果がこれだけはっきりしているにもかかわらず、このような判決がでるのかと。
逆に法律に詳しい方であれば、納得できる量刑なのかという疑問がわくわけですが、法に助けられる人も勿論(私も含めて)いるわけで、法の抜け道的なことを考えるものもいたり・・・
企業でも学校でもなんでも、というか、ルールというものは絶対的でありながら、そのルールそのものが完璧なものではないため、必ずといっていいほど、解釈によって歪められる可能性を含んでいるのだと。法やルールを盾にすることもあれば、法やルールを無意味だと破ることも日常でもよくあることです。
ハンムラビ法典の時代から、何かしらのルールが定められてきたわけですが、特に刑法に関しては、犯罪抑止をきちんと狙った法整備がされていかないと、被害者が救われないなと、様々な事件をみつつ素人ながらも、万一自分が加害者側になったら、被害者側だったら、と考えてみると最高裁判所裁判官国民審査にもきちんと興味関心をもっていかないとな、と。
H.O
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