言葉が変わると子供が変わる
ふと目にした、あるご住職の朝の法話動画。
「なんでできないの?」じゃなくて「どこが難しかった?」
「なんでわからないの?」じゃなくて「どこまでわかった?」
「なんでそんなことするの?」じゃなくて「何がしたかったの?」
「何よその態度」じゃなくて「何が嫌だったの?」
「言うことを聞きなさい」じゃなくて「あなたはどうしたいの?」
ほんの数分の動画なのに、胸にストンと落ちる言葉ばかりだった。
仏教では「一人ひとりの命には、かけがえのない尊厳がある」と教えられているという。
小さくても、未熟でも、目の前にいるのは一人の人間。
親だから偉いんじゃなくて、子どもにもちゃんと“思い”がある。
その思いに耳を傾けることから、対話は始まる――
そんなメッセージに、今の自分は思わず涙が出そうになりました。
思い返せば、上の子の子育ての頃は、毎日怒ってばかりでした。
仕事、家事、育児…いろんなことに追われて、いつも心に余裕がなかった。
きっと、子どもの“思い”に向き合う余裕もなかったんだと思います。
もっと早くこの動画に出会えていたら、あの頃の私はもう少し優しくなれていたのかもしれない。
でも、気づけた今が大切。
これからでも遅くないはす。
小さな対話を、今日からまた始めてみようと思います。
S・O
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