学べばすなわち固ならず
浅田真央さんがフィギュアスケート競技を引退されましたね。
紛れもなく日本のフィギュア界のみならずスポーツ界を盛り上げた方ですね。
彼女の演技をテレビでみては、ハラハラドキドキしたご経験がある方も少なくないでしょう。
幼いころから打ち込んでこられたわけですから、引退という決断をあの若さでされるというのは
本当に凄いことです。
ものすごい経験をされてきたことでしょう。
私のような凡人では図り知ることのできない努力や苦悩や、または喜びもあったことでしょう。
しかし、一つの道を突き進んでこられたことに才能以上のものを感じざるを得ません。
葬儀のプロとして努力を・・・という話ではないのです。
人生のターニングポイントというのが誰にでもあるかと思います。
今の時期ですから、卒業や入学、入社や転勤、退職、などで大きく人生が変わった、
または大きいとは思ってなかったけど、あそこが変化点だったのかな?なんて考えた
ことがある方もいらっしゃると思います。
ご葬儀の際に、故人様がこんな方だった、こんなことがあってその後違う人生を歩まれた、
などいろんなお話を聞くことがあります。
もちろん、一つのことを何十年と最後まで貫かれた方だっていらっしゃいます。
私は、現時点で「あのときは・・・」と後悔していることがあります。
ただ、人生というスパンで見たときは、現時点でのことであり、そのことも含めて
「あの選択でよかったんだ」となるよう努力をしているわけです。
葬儀の仕事に携わってありがたく思うのは、仕事の経歴だとか功績だとかではなく、その方の
歩んでこられた人生のほんの少しではありますが、経験されたことなどを垣間見れることも
一つです。
そんななかで、故人様を見送られる葬儀において、「後悔」させるようなことがあっては、
絶対にならないということです。