迎えに来る
地震に雨に、何かと落ち着かない日が続いています。
先日読んだ何かの記事に「お迎え現象」
というのがあると書いていました。
死期が近づいている方が、自分の亡くなった母親の姿を見たり
誰かが呼んでいる声が聞こえたり、というものらしいです。
それは決して怖い事ではなく、ご先祖様が迎えに来てくれた、
一人ではない、安心して逝ける、と言うことだそうです。
20年近く前の話になりますが、私の曾祖母が亡くなる日の前日、
同室だった方が、「明日はお通夜になるねぇ」と祖父に言ったと
言う話を思い出しました。「
「縁起でもない事をいうな」と祖父は思ったらしいのですが、
翌日の明け方に曾祖母は亡くなり、その日は本当にお通夜に
なってしまいました。
後から祖父が「ずっと一緒の部屋で過ごしていたあの人には
何か感じるものがあったのかもしれない」と言っていました。
その祖父も今年、曾祖母と同じ年齢になりました。
そこそこ元気ですが、何かあった時は
「祖父は1人寂しく逝くのではない、きっとご先祖が優しく
迎えにきてくれた」
と思う事にしました。