宗教
葬儀社で勤務していると、おそらく普通の方より宗教を身近に感じながら生活しています。
そんな中、最近のイスラエルとパレスチナの衝突のニュースを見ると改めて宗教というものの価値が日本と海外で大きく違うんだと再認識させられます。
私は学生時代にイスラエルに1ヶ月間の短期留学に行きました。
当時の私の価値観が変わるぐらいの文化的な違いを目の当たりにして、『本当に自分はこのままで良いのか?』『信じるものが無いという事は人間として芯が無いのと同じなのか?』と柄にも無く真剣に悩みました。
それほどまでに宗教が人生に大きく影響し、そして宗教の為に生きている人たちを見ると心がザワザワしました。
歴史を遡ると紀元前10世紀の古代イスラエルからローマ帝国、そしてイスラム帝国、十字軍の遠征と教科書に載っている事がズラッと出てきます。
そしてそれが今なお続く暴力的な衝突に繋がるなんて。
学校で歴史を学ぶ意味を感じます。
最近『死の講義』という本を読みました。
各宗教ごとの『死んだらどうなるのか?』という死後への考え方を経典や歴史を交えて考えていく本です。
死を真剣に考えれるからこそ今をより強く生きられるのかと感じましたが、イスラエルの衝突を見ると強く生きすぎるのも問題だと感じます。
他者を受け入れる事も教えの一つになっている宗教もたくさんあるのに。
非常に纏りの無い話で申し訳ないですが、とにかく死について真剣に考え続ける事が葬儀社で働く一部でもあるのかなと思います。