親指を隠す
本日の大阪は、カラッとよく晴れております。朝晩との気温差があり服装選びに毎朝悩まされます。
最近の霊柩車はよく見ないとわからず、目に留まることも少なくなりました。それまでは、輿を模した宮型霊柩車をよく見かけていました。子供のころは、霊柩車をみたら親指を隠していたことを思い出しました。親の死に目に会えなくなるからと見かけるたびに必死に隠していました。
この風習は江戸時代からあったようで、人が亡くなって間もない期間は成仏せず霊魂が漂っていて、親指の爪から入ってくると考えられていたそうです。
大人になってからは、親指を隠していたことも忘れてしまうようになりました。子供のころは、姿の無い不安や恐怖から信じていたことが、他にもたくさんあったように思います。
時代とともに、価値観やスタイルが変化していくのは何事も同じですね。