遺品整理では、カード・証明書をそれぞれの発行元へ返却する作業も大変面倒です。
パスポート、運転免許証、健康保険証、医療受給者証などの公的カードはなるべく早く各発行元へ返却する必要があります。
その他、クレジットカードや図書館の貸し出しカード、携帯電話などの私的なものも忘れずに返却・解約しましょう。
銀行、郵便局などの金融機関の個人名義の預貯金は、「遺産」となるため、口座が凍結され、遺産相続の手続きが終了するまで引き出しや解約ができなくなるので、要注意です。
仕事関連の書類は5年間保管する必要があります。個人が事業主だった場合は、確定申告の問題により税務関係の書類を7年保管しなければなりません。
親族や親しい友人には形見分けするのもおすすめです。その際、目上の方への形見分けは非常に無礼な行為になりますので注意しましょう。
形見分けは供養の一つです。故人が、そして個人が親しかった方が喜ぶ方法を考えてみましょう。