映画「おくりびと」ブームの影響で、自分の最期の形を考える人が増えているそうです。
呉服屋にできた「死衣装コーナー」には注文が殺到。
一着30万円もする衣裳も売れていると新聞に書かれてありました。
特に女性は、最期まで美しくありたいと考えているのではないでしょうか。
先日のご葬儀は、故人が若い女性だったため、遺族の希望でウェディングドレスをお着せしました。遺族が探し回ってやっと見つけたピンクのドレスです。
最期のお別れのときには、故人のお母さまからブーケをプレゼントしました。
他にも、音楽や食事などにも故人の思いを反映できるよう気を配り行われました。
宗教や火葬の関係により、できないことも多々ありますが、こうして最期に故人の為を思って色々と行うことは、遺族の再生にとって大きく関係します。
昔は、ある程度の年齢に達したら自分で衣装を縫っていたと聞きます。「死」が遠い存在になっていると問題にするニュースが多いなか、お揃いの「死装束」を夫婦で購入した記事を読むと、少しほっとしました。