私どもでは毎日のように沢山の方の葬儀をお手伝いさせていただいております。
どのお客様とのご縁も大切であり、どんな場面でも一所懸命に目の前の故人様やご遺族の
事を考えて対応させていただくことが大切だと痛感しております。
なぜならそこにはいろんなお客様との不思議なご縁があるからです。
そのように感じたご葬儀は一本の間違い電話から始まりました。
その方はご家族の余命宣告とともに事前に葬儀社に相談され見積りまで取られており、
いざというときはその葬儀社へ依頼する準備をされていました。
大切な方のご逝去、早速以前から決めていた葬儀社に電話をしようと携帯を取り出したのですが慌てていたためか、登録していた番号を検索せずに覚えていた番号を押されたそうです。
どうして間違えたのかまでは覚えておられないそうですが、なぜか電話はその葬儀社ではなくたまたま弊社に繋がったのです。
弊社担当者が社名を名乗りましたが、ご遺族ははっきりと聞きとれず社名の「葬祭」だけが耳に入ってきて葬儀社だから間違いないと思われたそうです。
故人様のお名前や病院名、今現在のご様子などをお聞きし、病院にお伺いする時間を決定し、
お迎えに伺った段階で始めて依頼しようとしていた葬儀社と違うと気づかれたそうです。
すぐにホームページをご覧いただいたようで弊社でこのまま依頼することを決断されたと後々おしえていただきました。
その理由は、病院のお迎えからここまで本当に丁寧に行ってもらったことと、140年続く老舗の葬儀社というのが決めてだったそうです。
通夜葬儀を終えた数日後ご自宅へ伺ったとき、
「本当は依頼する葬儀社を間違えたんです。でも間違えて本当に良かったと思っています。
最初から終わりまで気持ちのいい対応でしたし、親戚中からもいい葬儀社みつけてきたね
あなたに任せてよかったわとほめられました。
本当にありがとうございます。他人の私に任されていたので本当に気を使いました。
でも対応してくださったスタッフの方がいい人ばかりで、本当に助かりました」と、
お礼のお言葉をいただきました。
私も心からうれしかったですし、不思議なご縁に心から感謝しました。
普通なら依頼した葬儀社と違うと気づいた時点で代わってもおかしくないのに
そのままお願いしようと決断をしてくださったのですから。
それにある葬儀社にかけようと電話番号を間違ったからといって別の葬儀社に掛かる確率はかなり低いと思います。
ましてや弊社に繋がる確率で考えるとほとんど現実的にはありえないことですから。
このようなことは本当に稀なことですが、やはりどのお客様とのご縁も大切であり、どんな場面でも一所懸命に目の前の故人様やご遺族の事を考えてこれからも全力でお世話をさせていただくことの大切さを改めて感じました。
私どもを必要としてくださるお客様がおられる限り忘れてはならないことです。