「何でまた。」
不思議な巡り合わせ。
運命とか色々と言われていますが、
この仕事をしている中で、
運命の不思議を感じることがあります。
お通夜の日、ご安置後、式場に故人様のご長男である喪主夫妻が入ってこられました。
その後に続いて若い次男様夫妻。
遅れて来られるご親族様に挨拶をされています。
よく見る一般的な光景でありますが、挨拶の内容が少し違います。
「昨日に続いて、本当にありがとうございます。」
「いえいえ、ほんとに皮肉なものやね・・・」
こんな言葉が交わされているのかもしれません。
なぜなら、この前日のこの時間は次男様夫妻の結婚式が行われていたからです。
「祝い事と弔い事といっぺんにねえ・・・」
昨日結婚式場におられたご親族様は、そのまま今日は葬儀式場に移ってこられたかたちです。なんとも不思議な運命。