「おばあちゃんに後のことは頼まれてんねん。どうしょうか」と男性が来られました。
隣人である女性は子供や孫など身寄りが一人もいないため、信用しているこの男性に「私がもし死んだら、葬儀のこと遺品のことなど全部頼むわ」と一任したらしいのです。
困っている女性のために「よっしゃ、わかった」と引き受けたものの、後になって困ってしましました。なぜなら、血が繋がっている親族でも口約束だけではトラブルになっている噂を聞くからです。
「安請け合いは禁物」です。
受けてしまうとどんなことが起きるか・・・。
・後で、親戚がいることが発覚した
・亡くなる前に痴呆が始まり、本人が約束と違う内容を言い出した
・近所から悪い噂をされた
などなど、少し考えただけでもたくさん出てきます。
こういう場合、トラブルを回避するようために法律家に相談するべきかと思います。
どれだけ少ない遺産でも、どのように使うかを決めておき、相続人に代行して使用してもらいます。
少子化で、高齢者の一人住まいが増えております。仲の良い隣人の頼みならと、ひとつ返事で聞いてしまいがちですが、あとで残された自分は大変な目に合うかもしれません。それでは、亡くなった方もうかばれないと思いますので要注意です。